実世界を見る・観る・視るビジョン技術

特別企画


特別講演

特別講演1

12月5日(木) 17:00~18:00
下條 信輔 氏 (カリフォルニア工科大)
「機械は人間を超えるか ~見えるものと見えないもの~」


特別講演2

12月6日(金) 16:50~17:50
西ヶ谷 力哉 氏 (NHKエンタープライズ),林 伸彦 氏 (NHKアート)
「チコちゃんに叱られる 制作の舞台裏」



基調講演

OS1-K

12月5日(木)
牛久 祥孝 氏(オムロンサイニックエックス)
「深層学習によるビジョン&ランゲ―ジの世界」


山下 隆義 氏(中部大)
「深層学習は何を見ている??判断根拠の可視化と活用事例?」


OS2-K

12月5日(木)
川喜田 裕之 氏(NHK技研)
「AR/VR時代のテレビ視聴スタイル」


花井 裕也 氏(ライゾマティクス)
「Developing Visual Systems for Entertainment and Art」


OS3-K

12月6日(金)
恵木 正史 氏(日立製作所)
「AI判断の根拠説明技術」


OS4-K

12月6日(金)
大野 和則 氏(東北大)
「サイバー救助犬とタフなセンシング技術」


全 邦釘 氏(東京大)
「土木インフラ構造物の点検の現状と画像処理の活用」



特別企画セッション

SS1 世界をリードする若手研究者が覗く! 最新AIの世界

12月5日(木) 15:20~16:50
オーガナイザー:片岡 裕雄 (産総研),井上 中順 (東京工業大), 明石 卓也 (岩手大)

概要
日本のAI研究者は,現在プレゼンスの向上を目指してAIブームをふりかえりつつ,次の一手を模索している状況といえます. 本特別企画セッションは,最近の日本のAI研究に対して「こうするべき」「こう変えていきたい」といったことを考察するきっかけとしていただきたいと考えます.また,最新AI技術の実応用に関して,様々な視点から「見る・観る・視る」議論を喚起します. 基調講演では,今まさに世界の第一線でご活躍されており,今後さらに世界のAI研究を牽引されるであろう若手研究者を講師としてお招きし,フレッシュな目で「覗いた」最新AI技術の紹介・有益な提言をいただきます.

(1)シモセラ エドガー 氏 (早稲田大)
「深層学習による画像変換」
(2)立野 圭祐 氏 (Google)
「Real-time Incremental Scene Understanding on Dense SLAM」
(3)渡邊 陽介 氏 (ZOZOテクノロジーズ)
「フェアリーグラフの連結部分グラフにおける最短路アルゴリズムとパーシステントホモロジーを用いた畳み込みニューラルネットワーク」



SS2 VIEWとは!? 多様な「視点」の再考

12月6日(金) 15:00~16:20
オーガナイザー:戸田 真志 (熊本大),青木 広宙 (公立千歳科技大)

概要
日常的に我々が行う「VIEW / 見る・観る・視る」という行為は,時間,空間,周波数など,多様な軸における「ある断面」を切り取るものです.本特別企画セッションは,VIEWという行為を広く捉え直し,多様な視点でものごとを再考するきっかけとしていただきたいと考えます. 基調講演では,日頃我々が慣れ親しんでいる「ある断面」のすぐ外側に位置付けられるものとして,「こどもの視点」,「ハンディキャッパーの視点」,「動物の視点」という3つの話題について,それぞれの最前線で活躍されている方々を講師としてお招きし,参加者とともに,これらの「ある断面」の間で,何が類似していて,何が異なるのか, について議論していきます.

(1)仰木 裕嗣 氏 (慶應義塾大)
「パラリンピック選手をサポートする画像処理技術」
(2)西田 佳史 氏 (東京工業大)
「子どもの視点を持った社会の構築にむけて:社会免疫システムによる日常生活リスクの動的分散制御」
(3)菊水 健史 氏 (麻布大)
「動物学からみた「目」のもつ社会機能」



オーガナイズドセッション

OS1 基礎・認識: 理解し,説明する! 最先端学習技術

12月5日(木)
オーガナイザー:西山正志(鳥取大),高橋徹(日本電気)
概要
学習技術の実応用にあたり,認識性能の高精度化というこれまでの視点に加え,認識の成否の原因・理由に関する説明の視点が求められます.いわゆるExplainable AIが重要であり,また,それを人に伝えるための表現技術Vision-Languageが必要となります.
本セッションは,学習技術に関する最新技術の一端を紹介するとともに,その得手不得手について考察・議論するきっかけとしていただきたいと考えます.
基調講演では,Explainable AIの観点からは,認識時に何を見ているかを表現する深層学習のアテンション機構について,Vision-Languageの観点からは,画像認識の技術と自然言語処理技術の融合について,それぞれ最先端の研究をされている方々を講師としてお招きし,学習技術の現実に関して見解をご開陳いただきます.

OS2 メディア・映像: ディフェンスからオフェンスへ! ビジョン技術とエンターテインメント応用の発展的融合

12月5日(木)
オーガナイザー:望月貴裕(NHK放送技術研究所),飛谷謙介(関西学院大)
概要
画像や映像から様々な情報を正確に抽出するビジョン技術は着実な進歩を遂げています.これをあえて「ディフェンス」の視点とすると,AR・VR技術,プロジェクションマッピング,実写とCGのリアルタイム合成などは「オフェンス」の視点に基づくものといえ,特にエンターテインメントに大きく関連します.
本セッションは,ディフェンスであるビジョン技術とオフェンスであるエンタテインメント応用の融合について考察・議論するきっかけとしていただきたいと考えます.
基調講演では,関連分野をリードしている講師の方々をお招きし,見るものを楽しませる「オフェンシブな技術」の魅力について語っていただきます.

OS3 産業応用: 端(はた)から見るか? 央(なか)から見るか? AI技術の産業展開

12月6日(金)
オーガナイザー:早瀬光浩(豊橋創造大),野村安國 (ディスコ),藤原孝幸(北海道情報大)
概要
AI技術導入の波は産業分野にも押し寄せています.しかし,「機械の判断への嫌悪感」,「判断がブラックボックス」「現状の実力以上の過度な期待」などの問題が山積しています.問題解決にあたり,能動的に関わるか,受動的に過ごすのか,は導入の効率に大きく影響します.
本セッションは,産業分野においてAI技術やその問題点をどういった視点・立ち位置で捉えるかについて考察・議論するきっかけとしていただきたいと考えます.
基調講演では,現場の問題とAI技術の産業展開について,造詣が深い方々をお招きし,研究開発活動を俯瞰していただきます.

OS4 ロボット・3次元・計測: 実環境で活躍せよ! 本当に役立つタフなロボット・AI技術

12月6日(金)
オーガナイザー:秋月秀一(中京大),山下淳(東京大)
概要
本当に役立つロボットを考えるとき,屋内の整備された環境における産業用ロボットを指す時代が長く続きました.しかし,最近はAI技術の進展も相まって,モデル化が困難な非整備実環境へ活動の場が広がりつつあります.
本セッションは,実環境に耐えうるタフなロボット・AI技術とは何か,その発展のために必要となる視点・考え方について考察・議論するきっかけとしていただきたいと考えます.
基調講演では,時々刻々と変化する実環境におけるロボット・AI技術に関して深い知見を有する方々を講師としてお招きし,現状の問題点と将来への希望について熱く語っていただきます.